【短編映画】あなたのいない夕暮れに 〜新訳:エミリー・ディキンソン

by 高崎健司
メッセージ
南北戦争の時代を生きたアメリカの詩人に、エミリー・ディキンソンという女性がいます。
彼女は生涯を自然の中の家の中で白いドレスを着て過ごし、ほとんど外にでることなく、窓から差し込む光を頼りに詩作を続けました。
わたしたちはその生き方から、自分の心の中にある壊れそうなものを現実世界の棘のようなものから守りたいという気持ちと、それでも創作を通じて現実世界と関わりたいという祈りのような気持ちの両方を感じます。
その生き方から着想し、1つの映画と2つのドレスが生まれました。
ディキンソンの詩を新訳したこの朗読短編映画「あなたのいない夕暮れに」。
私達がforget me notそしてtouch me notと名付けたオートクチュールの技法をつかって作られた2つのドレス。
現実と理想、幸と不幸が重なりあい揺れながら、世界を生きているあなたの心のよすがになりますように。
出演
天野さえか
寺田ゆりか
スタッフ
衣装:田中美帆(May & June)
ヘア&メイク:茂手山貴子
撮影:帆志麻彩(yori.so gallery & label)
音楽:横山起朗
ジュエリー協力:Ryui
英語字幕:天野さえか
韓国語字幕:渡辺奈緒子
脚本:小谷ふみ
監督・編集:高崎健司(yori.so gallery & label)
撮影協力
gallery room yori.so
シラハマ校舎
秋谷・立石海岸
長野県蓼科四季の森ホテル
produced by yori.so gallery & label
with love for Emily Dickinson

高崎健司
1983年千葉県生まれ。
2005年国際基督教大学教養学部卒。
ソフトバンク(株)で4年半Webサイト構築の仕事に従事した後に、独立。
2011年、ECサイト制作に特化したnon-standard world株式会社を起業。
2022年、「揺れやすい心のよすがになる物事を作る」というコンセプトのもと、
yori.so gallery & labelを立ち上げ、アーティストと物事を共創する。
美しさとは?人の心とは?組織とは?という問いを探求するなかで、岡倉天心の茶の本と出会い、その魅力に取りつかれる。