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yori.so コレクション展の開催のお知らせ


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by 高崎健司

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yori.so コレクション展の開催のお知らせ

2023年2月1日、gallery room yori.soは1周年を迎えます。

ギャラリーとレンタルルームを足した完全予約制のギャラリールームという前例のない取り組みを、大切な仲間と泣いたり笑ったりしながら一年間作り上げてきました。

その中で至らないことも多々あったかと思いますが、こうして一周年を迎えることができたのは、この場所を訪れてくださった皆様、この場所で展示してくださったアーティストの皆様を初めとした関係各位のご尽力あってのことだと思います。
心から感謝申し上げます。

村上春樹にも影響を与えた作家、ウィリアム・フォークナーの小説にこんな一節があります。

「悲しみと無の間において、僕は悲しみを選ぶ」

一年経って再確認したのが、この場所は「悲しみのないかわりに誰とも関わらない人生」か「悲しみもあるけれど誰かと関わることを選んだ人生」かであれば、後者の人生を選んだ方が負の感情をリセットするための「優しい闇」でありたいということです。

本展はそんな原点にかえるため、今までyori.soがコレクションしてきた作品を展示します。

20年以上前、僕がまだ学生だったころに観た映画にこんな一節がありました。

「愛とは退屈だ、そして退屈なものほど美しい」

昔は理解していなかったのですが、今ではこんな意味なのかなと思っています。  

世の中のほとんどの仕事は、特にインスタ映えもしなければ、SNSでいいねを貰えるわけではない。  

でもそういった一見退屈に見える地味な積み重ねこそに愛が現れるし、美しい。  

本展で飾られている作品もそういった積み重ねで生み出されたものであり、僕たちもまたこれから年輪を重ねるように地道に積み上げ歩んでいけたらと思いますので、どうかこの展示を楽しんでいただければ幸いです。  

yori.so gallery & label代表  
高崎健司  

開催情報

会期:2023年2月1日(水)〜2023年4月28日(金)
会場:gallery room yori.so
東京・西荻窪にある有料・貸し切りの完全予約制のギャラリールーム。
ご来場にはご予約が必要になります。

こちらよりご予約ください。

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高崎健司

yori.so gallery & label代表。心の中にある繊細さを、誰かを傷つけるためではなく、誰かと関わるために使う生き方を助けるために、ギャラリーと出版レーベルを運営してます。

1983年、千葉県生まれ。2005年、国際基督教大学卒業後、ソフトバンク(株)入社、2009年に独立。2011年、non-standard world株式会社を起業。