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ただ愛するものだけがそれに気づく、とゲーテは言った。 - 発行人より新年のご挨拶

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by 高崎健司

あけましておめでとうございます。

ドイツに生きた詩人、ゲーテの言葉に「女性は年とともに美しくなる、ただ愛するもののみがそれに気づく」という言葉があります。
女性は一般的に言われるように若い頃が一番美しいのではなく、愛するものと人生を添い遂げていくことで、どんどん美しくなっているんだよ、彼女を愛している人だけが気づくけどね。と。
なかなかロマンチックな言葉ですね(笑)

年末年始ゆっくりと時間を過ごす中で、ふっとこの言葉って女性以外のなんにでも言えるのかなと思いました。
芸術でも、工芸でも、それを愛し、年を重ねた人だけが見いだせる美しさ。

私達が目指すのは、太陽のようにすべてを明るく照らす光ではなく、マイナスになった心のシェルターになれるような月の光です。

本年は、ギャラリーのオープン、新作の画集、写真集の出版やアーティストとコラボレーションした装身具の発売など、たくさんのプロジェクトをみなさまにお届けできる年です。

月の光の方向に年を積み重なていくことで見いだせる美しさがあると信じてスタッフ一同一歩一歩進んでまいりますので、本年もyori.so gallery & labelをよろしくお願いします。

yori.so gallery & label代表  
高崎健司  

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高崎健司

yori.so gallery & label代表。心の中にある繊細さを、誰かを傷つけるためではなく、誰かと関わるために使う生き方を助けるために、ギャラリーと出版レーベルを運営してます。

1983年、千葉県生まれ。2005年、国際基督教大学卒業後、ソフトバンク(株)入社、2009年に独立。2011年、non-standard world株式会社を起業。

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portraitly

yori.so labelから新しく始まった服のブランド。
portraitlyは「肖像画のような」を表す造語。
肖像画のように着る人自身の凛とした美しさを引き出す服を目指しました。

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高崎健司

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小谷ふみ

書く人。詩・エッセイ・物語未満。
うろうろと、おろおろと、揺らぎながら揺らがない言葉を紡ぎます。

夫と息子とヤドカリと、丘の上で小さく暮らしています。いまやりたいことは、祖父の一眼レフを使いこなす、祖母の着物を着こなす(近所のスーパーに着て行くのが億劫でなく、そして浮かない)こと。

本「よりそうつきひ」(yori.so publishing)・「やがて森になる」・翻訳作品集「月の光」(クルミド出版)・詩集「あなたが小箱をあけるとき」(私家版)など。

http://kotanifumi.com/

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