映画「あなたのいない夕暮れに」:衣装が出来上がりました

by 高崎健司
詩人・エミリー・ディキンソンの新訳を朗読した連載「あなたのいない夕暮れに」を映画化するプロジェクト、先日、オートクチュールメゾンMay & Juneさんにお願いした衣装の最終フィッティングとメイクテストを行いました。
キャスト、スタッフともに全員、完成品を見るのは今日が初めて。
ロマンチックすぎず素朴過ぎないバランスにスタッフから驚嘆の声があがりました。
ジュエリーは私たちギャラリーのある西荻窪にお店のあるRyuiさんにご協力いただきました。
気持ちが溢れ出しそうになるような“美しいもの”をジュエリーに込めて制作されているRyuiさんのジュエリーがより一層美しさを引きたたせてくれています。
メイクは映画やドラマの経験の豊富なTacaco Moteyamaさん。
テーマを汲み取って素敵なメイクに落とし込んでくれました。
白いドレスを着ながら、自然の中にある家から出ることなく一生を過ごしたディキンソンをモチーフとしながら人と人が関わる上で生まれる悲しみからの再生をテーマにした本作品。
2月から準備をはじめて来た本プロジェクトもいよいよ明日の長野ロケからクラインクイン。
今後とも見守っていただければうれしいです。

高崎健司
1983年千葉県生まれ。
2005年国際基督教大学教養学部卒。
ソフトバンク(株)で4年半Webサイト構築の仕事に従事した後に、独立。
2011年、ECサイト制作に特化したnon-standard world株式会社を起業。
2022年、「揺れやすい心のよすがになる物事を作る」というコンセプトのもと、
yori.so gallery & labelを立ち上げ、アーティストと物事を共創する。
美しさとは?人の心とは?組織とは?という問いを探求するなかで、岡倉天心の茶の本と出会い、その魅力に取りつかれる。