言葉の小舟に揺れながら

ドキッとする。 私は何を選んで生まれて来たのだろうか。第6話『青い鳥の問い』—「青い鳥」メーテルリンク

第6話 『青い鳥の問い』 「青い鳥」と言えば、 「『幸せ』は、本当はあなたのすぐそばにあるのです」という、 ちょっと教訓めいたオチとメッセージで知られる有名な童話。 でも、ある程度の歳になると、そんなメッセージには、 「… >続きを読む

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一番知りたいことは、いつも「沈黙」のなか。第5話 『ちんもくはビター味』—「沈黙の世界」マックス・ピカート

第5話 『ちんもくはビター味』 たまに何を言っているのか、よく分からない難解な本である。 でも、無色の「沈黙」を語る、彩り豊かな言葉に魅せられ、 何を伝えたいのかを知りたくて、その先を読まずにいられなかった。 “幾千とな… >続きを読む

言葉の小舟に揺れながら

「カナシミ」に満ちた殻は 君を支える 「ヨロコビ」のうつわ。第4話「ヨロコビの輪郭」—「デンデンムシノカナシミ」新美南吉

第4話 『ヨロコビの輪郭』 “わたしは いままで うっかりしていたけれど、 わたしのせなかの からのなかには かなしみが いっぱいつまって いるではないか” デンデンムシの物語は、ここからはじまる。 この世界が、この心が… >続きを読む

言葉の小舟に揺れながら

新聞コラムとは、ある日、どこかの町で、誰かが残した「世界の日記」。第3話『タイムマシンと熱気球』ー書籍版「天声人語」とスマホアプリ「たて書きコラム」

第3話 『タイムマシンと熱気球』 息子の育児日記の仕上げをしようと押入れのダンボールを開いたら、 彼が小学生の時に続けていた新聞の書き写しノートが出てきた。 保護フィルムに包まれたような幼い彼の日々。 その「外側」で起こ… >続きを読む

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生きがいとは、“明日への好奇心”であるという希望の言葉。第2話『10年ごとに開く言葉』ー「生きがいについて」神谷美恵子

第2話『10年ごとに開く言葉』 —「生きがいについて」神谷美恵子 「ねえ、『生きがい』って何だと思う?」 神谷美恵子の本は、私たち女学生のバイブル的存在だった。 その著書の中から「生きがいについて」の英訳を、 一番仲良く… >続きを読む

言葉の小舟に揺れながら

「出会うべき本には、出会うべき時と場所で、時に、何度でも巡りあう」第1回 小舟の帆

小舟の帆 とにかく、急いでいた。 約束があるわけでもないのに、 急いでいた。 理由は、もう覚えていない。 ただ、その時は必死で、 とにかく先へ、先へと。 これ以上漕げないスピードで、 自転車を走らせていたある日の夕方、 … >続きを読む