福津暮らしの旅・参加日誌

自分とじっくり向き合い、目の前にある季節を味わう旅「福津暮らしの旅」参加日誌|「想像力とは、死者の恩恵だとしたら」〜プロローグ

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想像力、というのは、死者の恩恵である。
そんな考え方に出会ったのは、「想」という名を
息子につけるずっとずっと前のことだった。

舞踏家・大野一雄さんの『稽古の言葉』という本を
教えてくれたのは、新卒の同期として
出会った「高崎くん」だった。(※現・弊社社長)
まさかそんな「高崎くん」と結婚して、
「想」という名の子をもつとは。

そんな話は置いておいて。
当時、衝撃を受けた私は本の一節をメモに残していた。

「われわれが想像力というものを持つ限りにおいては、
われわれにはたくさんの死者の恩恵が、
ここにびっしりと、これが想像力だ。
(中略)だから死者と共に生きている。
だから人間がこうやって見てるっていうことは、
たくさんの人と一緒に見てることになる、
ということ。」

3月21日~23日の3日間。ちょうどお彼岸のこの時期。
私は福津暮らしの旅 春夏2014のプログラムの一つ、
港町に暮らす旅~“春”を迎え入れる時間」に参加した。

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案内人の都郷なびさんは、旅の内容をこう説明する。

「この旅では、野山や海に訪れる春をみつけ感じ
体の中に取り込む時間を過ごします。
お彼岸でもあるこの3日間は
ご先祖様に思いを馳せる時間を設け
過去からの文脈にある現在と未来を見つめます。」

参加した理由は2つ。
春という始まりの季節と共に、
新しく始まった暮らしに向きあいたかったから。
そして、ご先祖様に思いを馳せてみたかったから。

何年も前にメモした、想像力の話。

そこにご先祖様も含まれた、
死者の恩恵があるとしたら、
いったい何が見えてくるのだろう。

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まだ桜の木は、一輪しか花を咲かせていなかった季節に
記憶を巻き戻しながら、3日間の旅で自分の中に
刻まれたものを綴っていきたいと思います。

「想像力とは、死者の恩恵だとしたら(プロローグ)」
「20分間の自己紹介で、言葉を贈り合う(1日目)」
「地元の方が語る、恩返しの話(1日目・夜)」
「春の恵みをたっぷりいただく、野草摘み(2日目)」
「歴史の教科書より、生き生きとした物語(2日目・午後)」
「自分も誰かにとっての、小さな木(3日目・エピローグ)」


写真提供:福津暮らしの旅 事務局
福津暮らしの旅HP:http://kurashinotabi.jp/

この記事を書いた人:

よりそう。の店長。ウェブマガジンの編集長、オンラインショップの店長業務を担当。2014年から、夫でもある社長・高崎と共に、東京から福岡へ移り住む。海と山とあたたかな人に囲まれながら、息子二人の育児にも奮闘中。

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