津屋崎移住生活

津屋崎での新しい暮らしが始まりました

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こんにちは。
春は人も虫も花も、忙しそうにぐんぐん動いてますね。
雨の翌日の晴天は、自分も、庭の葉っぱも、
てんとう虫も、生き生きとするのは同じなようです。

私(大浦)と高崎は、福岡の津屋崎という町で
暮らし始め1ヶ月が経ちました。
本日は、新しい暮らしの様子を
少しご紹介したいと思います。

朝日を浴びて、月を愛でる、山の上の家

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私たちは、津屋崎千軒という古い町並みから
少し離れた渡(わたり)地区で
平屋を借りて暮らしています。
家が高台になっているため、窓から漁港が見え
その先には津屋崎千軒の町並みが、
そして遠くには在自山と宮地岳を
眺めることができます。

毎朝、この山からお日様がのぼってくるので
朝日を拝むことが日課になりました。
もうそれは「朝日」というより「朝陽」。
眩しいほどの金色の光は、恵みで満ち溢れています。

お天道様だけでなく、お月様もまた格別。
先月の満月の夜、大きなまん丸お月様が
目の前に現れたときは「月を愛でる」
という言葉の意味を知ったような気がします。
そして月見酒の最高なこと…!
お酒好きな方は、ぜひ満月目指して
泊まりにきてください。

「不便」で「面倒くさい」?

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東京の生活との違いで、驚くことももちろんあります。

可燃ごみ以外は、月1の回収で
回収作業は地区の人たちで持ち回り制なこと。
水は下水処理がされていないため、
海に垂れ流しなこと。
お風呂の湯沸かしのため、夏でも灯油を買うこと。
夜になると時々ヤモリが天井から落ちてくること。
定期的に庭の草むしりをして、虫と友達になること。
区内で「組」というものに所属し、
皆で神社の清掃をすること。

それらは、もしかすると「不便」で「面倒くさい」
と感じる人もいるかもしれませんが
自分たちが町や自然の小さな一部分であることを
教えてくれているように思います。

一歩、外に出たならば

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1ヶ月という期間で、何が大きく変化したかというと
日常における登場人物が増えたことかもしれません。
一歩、家の外に出ると
老若男女の知り合いや友人たちに遭遇します。

「こんにちは」
「この間はどうも~」
「歯が抜けたよ!」
「俺、図書委員になりたいんや」
「ムカデには気をつけちゃんさい」
「こっちに慣れてきはった?」

毎日が一本の映画だとしたならば、
これまでの生活では、自分たち家族のみが
登場しているような物語でした。
しかし今は、これまで「通行人A」だった人に
「●●さん」という名前がきちんと付き
幼稚園生からおばあちゃんまで、
多世代の知り合いが、賑やかに登場して
物語に奥深さと面白みを加えてくれています。

心地の良い脱皮

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多世代と関わって暮らすということは
本や映画に触れなくても、日常の中で
いつもの「自分」が揺さぶられることでもあります。

たとえば、60代の女性との会話では
暮らしの知恵や町の歴史を教えてもらうことも。
会ったことはないけれど、この土地に住んでいた
先代の人々の恩恵を受けていることを知ると
自分は何が返すことができるかを考えさせられます。

近所の小学生との会話では
クラス替えやクラブ活動の話をして
懐かしさに胸が締めつけられたり。
聞いて、聞いて、といろんな話を投げかけられると
大人はなんて人の距離の縮め方が
下手なんだろうと思ったり。

年配の方と話すときは、
(できる限りですが)礼儀正しく大きな声でゆっくりと。
子どもと話すときは明るくテンションも上がります。
それはいつもの「自分」を崩すような、
心地の良い脱皮をしているようです。

多種多様な「生きる」

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同世代であったり、社会の中における
所属が同じ人(母親、同僚など)だけとの
関わりでは、自分が固定化されて
その分深い話ができる良さもありますが、
「他」に対する感度が鈍るような気がします。

赤ちゃんからご先祖様まで、
自分たち家族以外の「生きる」を感じること。
人だけに限らず、蜘蛛もツバメもわかめも、
共に生きていることを感じること。
多種多様な「生きる」を知ることで
人は優しく、そして逞しく生きていけるのではと
この1ヶ月で感じました。

優しさと強さ。
新しいものと古いもの。
都会と田舎。
アートとテクノロジー。
資本主義と贈与経済。

相反しているものたちの中間のようなものを。
二極化するのではなく、グラデーションを作るような。
対立せずに、双方が寄り添うような。
そんな居場所を、ものづくりを、事業を、
今後つくっていければと思います。

これからも津屋崎での暮らしの様子は
また小さく切り取って、ご紹介します。
今後も、どうかあたたかく
見守っていただけますと幸いです。

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この記事を書いた人:

よりそう。の店長。ウェブマガジンの編集長、オンラインショップの店長業務を担当。2014年から、夫でもある社長・高崎と共に、東京から福岡へ移り住む。海と山とあたたかな人に囲まれながら、息子二人の育児にも奮闘中。

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