かけ算の生き方

特集|かけ算の生き方 〜プロローグ

_MG_3649

これから紹介する4名の男性は、肩書きを一言で説明するのが難しい。いろんな顔をもっていて、一人何役やっているんだろうと数えたくなる。多才、マルチ、複業、兼業なんという言葉で表現すべきか迷ったあげく、「かけ算」という言葉が出てきた。

かけ算の生き方というのは、目新しい考えではないと思う。江戸時代の人口の8割を占めていた百姓は、季節の変化とともに、営む仕事も変化をしていく生活だった。米や野菜をつくったり、染物をしたり、家を建てたり、藁細工をしたり。農家×紺屋×大工×藁細工職人×…。今の時代からすると、いくつもの職業を掛けあわせているような働き方に見える。

職業の専業化が進んだのは、40~50年の間の話で、人は誰しも多才になれるような気がするし、それが自然な姿なのではという、確信とは呼べないけれども予感のようなものがずっとあった。一つのことを極めるのも一つの生き方、そして多様なものをかけあわせた生き方もまた一つの生き方。

「10+10=20」になるけど、「7×5=35」になる。

同じ数字を足していくより、違う数字を掛けあわせたほうが、より大きくなり、より強くなり、より面白くなり、より世界は広がっていくのかもしれない。

いろんな数字を掛けあわせていくような、そんな生き方に、未来を感じながら。


この特集は、独立して働く4人の男性の「Face&Works:仕事の顔」「History:これまでの経緯」「Philosophy:コンセプトや哲学」「Future:これからのこと」を綴りながら、未来にある働き方、生き方の可能性を探っていきます。

第1回 建築家・岩間航
第2回 デジタルアーティスト・早坂あきら
第3回 ジュエリーアーティスト・倉石貴通
第4回 社会起業家・高橋邦之
エビローグ(4月26日(金)更新)

おすすめ

作家・小谷ふみさんの書籍を出版し、売上の10%を入院中の子どもたちを支える団体へ寄付するプロジェクトに向けた、クラウドファンティングを実施中です。こちらよりぜひ一度ご覧ください!


料理家cayocoさんが、春夏秋冬の旅を通じて人・食材・土地と出会い、その土地の保存食をバトンに食と人をつなぐ「food letters」、その旅とレシピ本の特典付き先行予約が始まりました!詳しくは、こちら


オンラインショップではよりそう。でしか買えないアートグッズやお花を取り揃えています。こちらよりぜひ一度ご覧ください!

この記事を書いた人:

よりそう。の店長。ウェブマガジンの編集長、オンラインショップの店長業務を担当。2014年から、夫でもある社長・高崎と共に、東京から福岡へ移り住む。海と山とあたたかな人に囲まれながら、息子二人の育児にも奮闘中。

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • はてなブックマーク
  • Pocket
  • Lineで送る

記事への感想を送る

いただいた言葉たちは、大切に読ませていただきますとともに、こちらの連載にてお返事させていただいております。

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

メッセージ

このフィールドは空のままにしてください。