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花のいのちに終わりはない 〜つぐみアトリエ訪問〜

鬼子母神手創り市で一目惚れをした「花 植物の手仕事 つぐみ」のご自宅兼アトリエを訪問してきました。古道具やアンティークの家具が並び、たくさんのリースや素材となる花と植物が飾られたその空間にいると、もっと植物と共に丁寧に暮らしたいという気持ちが湧いてきました。

時間が止まっている静かな色たち

壁一面に飾られたリースたちを目の前にすると、思わずため息が出てしまいます。ドライになった花や植物の色合いは、いわゆる「彩度」がほとんどない色たち。「生花」と呼ばれる状態のときには彩っていたであろう色彩は姿を消し、その花や葉のもつ時間が止まっているようなとても静かな色。何色とも言えない、そして言いたくない繊細な色を重ね合わせてつくられたリースを見ていると、一枚の絵を眺めているような心地良さを覚えます。

花には終わりがない

「花には終わりがない」とつぐみさんは言います。花屋で働いていた経験をもつつぐみさんは、お客様からよく「この花はどのくらいもちますか?」という質問をされたそうです。たしかに、私もその質問を花屋でした記憶があります。そんな時、回答に困るそうです。なぜなら花には終わりがないから。

つぐみさんの手から生まれたものたちを見ていると「ああ、その言葉って真実なんだ」と確信にも似た想いを持ちます。こんなにも美しく時間を止められる花や植物がなんだか羨ましくもなってきます。

バラの花の後ろ姿もとてもきれいなんです

そして壁に飾られたリースたちは時間は止まっているけれど「生きている」感じがする、その魅力はなんだろうと考えていたとき、つぐみさんはこんな話をしてくれました。

「作るときによって、その花や葉の飾る向きを変えているんです。バラの花の後ろ姿もとてもきれいなんですよ。」

じっくり見てみると、葉の裏側や花の背中が堂々と「表」として飾り付けられています。街中の花屋でみるリースのようにお行儀よく正面を向いているのではなく、いろんな向きからみた花と葉が重なり合っているのです。

それは実はとても自然な姿なのかもしれません。森に立つ木の葉も、花壇に咲いている花も、見る人の方向に向いているわけではなく、それは人が取ってきてこちらに向かせているだけだったと。

花にも樹にも人にも、色んな面がある、正面も後ろ姿も、等しく美しい。つぐみさんが作り出すものには、そんなことが秘められているから、こんなにも穏やかな気持ちになるのかもしれません。 毎日の暮らしの中に、そっと添えたいリースやガーランドたち。11月下旬に皆様にお届けできる予定です。どうぞお楽しみに。

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この記事を書いた人:

よりそう。の店長。ウェブマガジンの編集長、オンラインショップの店長業務を担当。2014年から、夫でもある社長・高崎と共に、東京から福岡へ移り住む。海と山とあたたかな人に囲まれながら、息子二人の育児にも奮闘中。

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