本とおやつ

〜どこいった?わたしのプレーン味〜ヨシタケシンスケ『ぼくのニセモノをつくるには』とドーナツ

宿題、お手伝い、部屋の掃除。小学3年生のケンタはやりたくないことだらけでゲンナリし、ある日ロボットを買います。

「あなたのことをおしえてください」
ロボットに請われて、自分ってなんだったけと考えを巡らす物語。名前や家族構成から始まって、すきなこと、きらいなこと、できること、できないこと、まわりの人の頭の中にいる自分、居場所によって違う自分、いろんな切り口で自分を眺めるケンタくん。

「ぼくは『たぶん人気者』。
ぼくの まわりの人の あたまのなかにも ぼくは ひとりずつ いるみたい。
ぼくは みんなに どう おもわれているのかしら?」

本当はシンプルなプレーンドーナツなのに、と思えてくるのです。
チョコレートを混ぜたり、きなこをかけたり、時には生クリームを挟んじゃったりして、みんないろんな顔と味をもっている。

最近、プレーンになれてないなあ。あれ、でも私ってどんな味してたっけ。

お知らせ

心がひとりぼっちになった時、そっと言葉で明かりを灯してくれる本、当店オリジナル、作家小谷ふみ著書「よりそうつきひ」が発売となりました(ご購入はこちらから)。 どこか切なくて、寂しくて、愛しくて、ホッとする。なんでもない一日を胸に焼き付けたくなるようなショートエッセイが束ねられた短編集です。読んでいると大切な人の顔が心に浮かんでくる世界が広がっています。

この記事を書いた人:

「よりそう。」館長。時として編集長に変身し、ライターとして駆け回り、ドローンも飛ばしちゃいながら、訪れるみなさんをお出迎えします。好きな本は、稲葉俊郎『いのちを呼びさますもの』。好きな料理は、さつまいも料理。
カテゴリー:この記事の目次を読むには下のボタンをクリックしてくださいね。
  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • はてなブックマーク
  • Pocket
  • Lineで送る

記事への感想を送る

いただいた言葉たちは、大切に読ませていただきますとともに、こちらの連載にてお返事させていただいております。

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

メッセージ