写真入門

写真入門・第4回|ちょっとしたポイントを知っているだけで、いつもと違う写真が撮れる「写真を撮る時のコツ」

写真入門第4回は「写真を撮る時のコツ」です。撮り方の正解は一つではありませんが、コツを知っているといつもと違った写真が撮れるかもしれません。それではスタートです!

写真入門・目次

第1回「絞りとシャッタースピード」
第2回「露出とホワイトバランス」
第3回「レンズの種類と遠近感」
第4回「写真を撮る時のコツ」
第5回「カメラの選び方」

シンプルにすることで印象的に

「一つの画面に複数のものを入れない」ということを意識してみると、写真が変わると思います。何を写したいか、何を表現したいか。それを一目で、写真を見る人に伝わりやすくなると、より印象的になります。

人間の目と写真には違いがあり、人間の目は意識している部分を集中的に見ています。それに対して写真は、画面の中のものをフラットに写すので、できあがった写真を見ると、その場で被写体を見ていた時より散漫な印象になりがちです。意識的に撮りたいものを決めたら、それ以外が入らないようにする、もしくは入ったとしても目立たないように背景を整理する、というのがコツです。

絞りに関しても、撮りたいものにピントを合わせたら、絞りを開放か開放に近くして他をぼかすようにすると、シンプルに主題が際立つ写真になります。

光を意識する

カメラは光を写すので、光の当たり方を意識することは大切です。

光の当たり方には順光と逆光があります。基本的には順光のほうが失敗無く撮れますが、平凡な写真になりやすいです。

それに対して逆光、あるいは半逆光の場合、被写体の立体感が出てドラマティックな写真になりやすいです。あえて逆光を狙って、輪郭を強調したり、光を透過させて透明感を出すことなどもできます。

ただし逆光の場合、露出アンダーになりやすいので、適宜、露出補正を忘れずに行ってください。

※露出についてもう一度学びたい方は、こちらの記事をご覧ください。

三分割の法則も参考に

構図についてはいろいろなことが言われていますが、それにとらわれすぎず、感覚を大切にして撮ることが大事だと思います。ただ、一般的な話として「三分割の法則」というものがあるので、ご紹介します。

例1

この写真は、水平線が上から3分の1の位置に置かれています。このように三分割の法則に従うだけでも、バランスが取れた写真を簡単に撮ることができます。

例2

写真を撮る時、ピントをファインダーの中央で合わせるため、撮りたいものを真ん中に配置する傾向があるかもしれません。しかし三分割の法則に従い、この写真のように煙突を左から3分の1の位置にずらすと、中央に置くよりも変化が出てきます。

例3

複数のものを撮る場合でも、この法則を使うことができます。2本の木をそれぞれ三分割の線上に合わせると、空間がすっきりと見える効果が生まれます。

アングルを変えてみる

アングルを変えると写真がどのように変わるか、2枚の写真の例を見てみましょう。

上の写真は、人間の目の高さ(アイレベル)のアングルで撮った写真です。

こちらの写真は、地面に近い位置からローアングルで撮ったもの。同じものを撮っても、アングルを変えることで大きく異なる雰囲気の写真になることがわかるかと思います。

角の意識を持つ

写真というのは、長方形という形で、角が4つあります。ものすごく当たり前のことかもしれませんが、その角を意識すると、ひと味違った写真が撮れます。

たとえば線状のものを撮る時には、線が角を通過するようにすると、線の拡がりを感じさせてくれます。長方形に切り取られているけれども、それを感じさせないような、ぐーんと伸びる印象を与えてくれます。

番外編:iPhoneのカメラについて

iPhoneの標準カメラアプリでは、フラッシュ以外に設定できることは2つしかありません。”オプション”を押すことで表示される、グリッドのオン・オフとHDRのオン・オフの設定です。

グリッド

iPhoneカメラのグリッドは、先ほど説明した三分割の法則のグリッドです。三分割を意識したいときはグリッドを表示すると、バランスのいいフレーミングの参考になるので、便利な機能です。

HDR

被写体の明暗の差が大きい場合、普通に撮影すると明るいところが白く飛び、暗いところが黒く潰れてしまいますが、HDRをオンにすると、まんべんなく光があたっているように撮れます。HDRはハイ・ダイナミックレンジの頭文字です。

HDRの仕組みは、明るさ(露出)の違う写真を3連写し、明るいところと暗いところを自動で合成しています。注意点としては、動いているものを撮影するとき。HDRで撮影すると、合成がブレてきれいに仕上がらないケースがあるので気をつけてくださいね。

ピントと露出を合わせるポイントを手動で

iPhoneはそのままで撮るとピントも露出も、画面中央で合わせています。

そのため白いものがが真ん中に来ていると全体が暗めに写ってしまうので、明るさの基準にしたい場所(かつ、ピントを合わせたい場所)をタップすることで、適正な露出(明るさ)の写真を撮ることができます。

▼そのまま撮影(暗くなる)

▼白くないところをタップしてから撮影(明るさが適正になる)

ズームについて

ちなみにiPhoneカメラにはズーム機能がついていますが、このズームはデジタルズームと言い、レンズではなくデジタル技術で拡大しているので、ズームすると画質が荒れていきます。そのため、iPhoneカメラでは、ズームは極力使わないようにしたほうが、きれいに撮影ができます。


今日ご紹介した撮影のコツ、ちょっとしたことかもしれませんが、簡単にできるのでぜひ試してみてくださいね。次回、最終回は「カメラの選び方」についてです。量販店に行くとたくさん種類があって迷ってしまう時、お役に立てる情報をお伝えしたいと思います!

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この記事を書いた人:

よりそう。の店長。ウェブマガジンの編集長、オンラインショップの店長業務を担当。2014年から、夫でもある社長・高崎と共に、東京から福岡へ移り住む。海と山とあたたかな人に囲まれながら、息子二人の育児にも奮闘中。

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