オーウラマイの本音でドン!

よりそう。の今年を振り返って想うこと

こんにちは、店長の大浦です。

2017年も残りわずかとなりましたね。私は実家の東京へ戻り、両親と姉夫婦と共に賑やかに過ごしています。

よりそう。をオープンしてから2年目を迎えた今年は、今まで以上に目まぐるしく新しいことにチャレンジした1年だったように思います。

はじめての本づくり

一つ目は、本づくりをはじめたこと。
正直、オープン時からずっと悩んでいたことは商品開発でした。「心が柔らかくなる小さな時間」をお客さまに伝えることができる商品ってなんだろう。試行錯誤を繰り返しながらたどり着いた一つの仮説が本づくりでした。

一冊目は作家小谷ふみさんの「よりそうつきひ」。家族に「おやすみ」と「おかえり」を言えない辛さを知っているから、言葉で明かりを灯したい。そんな想いから始まった本づくりのプロジェクトは、売上の一部を病気の子どもと家族が滞在する施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス ふちゅう」へ寄付することに。

情報や商品が娯楽という領域を越えて、誰かの小さな力になる。そしてそれが楽しくて優しいものでもあるように。そんな願いを込めたものづくりは、はじめての挑戦でもありました。

心に色濃く刻まれている旅の出会い

二冊目は料理家cayocoさんの春夏秋冬の旅とレシピをまとめた「food letters」。春の福岡夏の小豆島秋の長野冬の島根。年内には全ての旅を終えました。

旅を振り返ると、一つひとつの出会いが色濃く心に刻まれていて、cayocoさんと歩んだ道のりは、これまでもこの先も二度と得ることができないくらい尊い時間だったと感じています。

年明けからは本格的な本づくりがスタートします。こんなに素晴らしい食材を手にして、どう料理しよう。そう震え立つ気持ちを持ちながら、お客さまの心に届く本づくりをしていきたいと思っています。

新しいスタッフが増えて

二つ目は、新しいスタッフが増えたこと。
今年は当店のスタッフとして小栗が、ウェブ制作事業部には川島が加わりました。20代の彼女らが加わることで、一気にお店や会社という船を進めたり支えたりする動力が高まりました。「こんな追い風味わったことない〜!」といった感覚。

リモートワーク制で働く私たちは、実はまだ1〜2度しかリアルで会ったことがありません。けれど毎日テレビ電話で顔を合わせながら、人生グラフを発表したりお気に入りの本を共有したり、日常の小さなできごとを報告したり相手の仕事の良かった部分を褒め合ったり、小さなやり取りを積み重ねています。

まだ出会ってから半年だったっけ。そう思えるくらい、確かな関係性を築くことができているのではと思います。私にとっては、妹が二人できた気分ですね。しかも安心感を与えてくれるくらいしっかりした妹二人。姉さんは頼りない感じです(笑)。

メルマガの配信スタート

三つ目は、お客さまとの距離が縮まったこと。

6月に小栗が入ったことで、メルマガをスタートすることができました。これはずっとやってみたいと思っていた試み。

例えるならば、今までは講堂でマイクを通して話していたような距離感。それが小さな教室に移って、椅子を並べてお話ができる場をようやく作ることができたように思います。

よりそう。食堂しおりの言葉募集のアンケート等、お客さま参加型の企画も実施しました。お客さまの声を直接お聞きすることができる機会は、どんなに私たちの励みになったか(涙)。受け取ったものが大きいのは私たちの方かもしれません。参加してくださったみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。

やっぱり人が好き

そして最後に、これまでとずっと変わらないこと。それは、人と関わることの喜びに満ちていた1年であったこと。

もちろん、人と関わることは楽しいことばかりではありません。躓いたり、足踏みしたり、もどかしいこともたくさんありますし、傷ついたり、傷つけたり、心がマイナスに動く日だってあります。

けれどやっぱり私は、人と関わることが好きで好きでたまらない。人見知りだけど、内向的なんだけど、人が好きだなあと。

柔らかな心の循環器になりたい

何かを想いながら、誰かを想いながら、みんな暮らしていて、その一つひとつが尊くて眩しい。それぞれが今立っている場所の後ろに連なる風景は、どれ一つ同じものはなくて、尖っていたり荒れてたりもする。なのにそれがどうしようもないくらいに美しく優しく見えるのです。

取材を通じて、旅を通じて、本づくりを通じて、アンケートを通じて、イベントを通じて、たくさんの方から柔らかな心を受け取りました。

よりそう。というお店は、そんな柔らかな心の循環器でありたいと願っています。私たちが受け取った優しさを巡らすことができるような場所に。願わくは、訪れた人が自分の手の中にある優しさを巡らせたくなるような場所になりたい、と。

今年1年間、当店と少しでも関わりをもってくださった全てのみなさまに感謝の気持ちを込めて。ありがとうございます。

どうか良いお年をお迎えください。

 

 

お知らせ

心がひとりぼっちになった時、そっと言葉で明かりを灯してくれる本、当店オリジナル、作家小谷ふみ著書「よりそうつきひ」が発売となりました(ご購入はこちらから)。 どこか切なくて、寂しくて、愛しくて、ホッとする。なんでもない一日を胸に焼き付けたくなるようなショートエッセイが束ねられた短編集です。読んでいると大切な人の顔が心に浮かんでくる世界が広がっています。

この記事を書いた人:

「よりそう。」館長。時として編集長に変身し、ライターとして駆け回り、ドローンも飛ばしちゃいながら、訪れるみなさんをお出迎えします。好きな本は、稲葉俊郎『いのちを呼びさますもの』。好きな料理は、さつまいも料理。
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いただいた言葉たちは、大切に読ませていただきますとともに、こちらの連載にてお返事させていただいております。

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