わたしたちの体験ノート

福岡県福津市津屋崎にある「普段着きものカフェサダ子さん」のレンタル着物で、心が柔かくなる体験を。

こんにちは、店長の大浦です。

先日、私が住んでいる福岡県福津市の津屋崎へ隣町からお客さまがやってきました。津屋崎らしい体験をしたいとのリクエストがあったため、私はレンタル着物で古い町並みを歩くことを提案しました。

普段歩いている町を着物で散歩するという、ちょっと非日常的な体験。想像以上に心をほぐしてくれるものだったので、その様子をご紹介したいと思います。

誰かの「大切」を自分も「大切」にする

着物のレンタルとお昼ごはんを提供してくださったのは、「普段着きものカフェサダ子さん」という古民家カフェ。ここは、和裁の先生だった「サダ子さん」が住んでいたご自宅を改装し、現在は着物や浴衣のレンタルと、かまどご飯や手作りスイーツをいただけるカフェとして開かれています。

このお店を営むオーナーの中村佳子さんは、私がこの町へ移り住む前からの友人で、まさに「普段着」として着物姿が定着している、”津屋崎のお母さん”と呼べる一人です。今回は、いつか着たいと思いながらもなかなか機会がなかった、私の祖母の着物を着させてもらうことに。

袖を通すと、鏡に懐かしい祖母の顔も映るような、着物も喜んでくれているような気持ちに。誰かの「大切」を自分も「大切」にするという、普段の洋服では味わえない充足感がひたひたとこみ上げてきます。

普段何を見落としているのかを教えてくれる

お昼ごはんは、かまどで炊いたご飯と冷や汁。かまどご飯は、普段のご飯とは比べものならないほど香りが豊か。冷や汁は中村さんの旦那さまが釣ったスズキの出汁を使ったもの(絶品!)。気持ちの良い風が吹き抜ける和室で、お庭を眺めながらいただきました。

「昔の人は、家の風の通り道を考えて窓や部屋の配置を設計していたらしいですよ。だからこの家は夏でも風が通って涼しいんです。」と中村さん。

息子がお借りした浴衣も、洋服に比べると蚊に刺されにくかったりお腹を冷やしにくいといった利点があるそうで、昔の人の知恵をいろいろ教えてくれました。

今はもう当たり前ではない、着物や木造建築の民家。そこにはレトロでいいね、だけではなく理にかなった機能美も備わっていて、普段何を見落としているのかを教えてくれるようでした。

心がほんのりと優しい方へ向かっていく

着物を着ると、自然と背筋が伸び、歩幅が小さくなり、動きは緩やかなものになります。そしてそれだけで、心はほんのりと優しい方へ向かっていく。誰かに向ける笑顔も、選ぶ言葉も、浮かんでくる想いも。

もしかすると、そんなに急がなくても、下を向かなくてもいいのかも。そんな風に力が柔かく抜けていくような体験でした。

津屋崎へお越しになる時は、ぜひ着物で町を歩いてみてくださいね。きっと小さな一日を優しいものにしてくれるはずです。

写真協力:花とお手紙

<Information>

普段着きものカフェサダ子さん

HP:http://www.sadako3.com/

住所:〒811-3304福岡県福津市津屋崎3-25-3

電話番号:0940-52-0335

営業時間:10:00~16:00(ラストオーダー15:30)
着物タイム 10:00〜12:00
カフェタイム 12:00〜16:00

定休日:火曜日/日曜日

 

 


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この記事を書いた人:

よりそう。の店長。ウェブマガジンの編集長、オンラインショップの店長業務を担当。2014年から、夫でもある社長・高崎と共に、東京から福岡へ移り住む。海と山とあたたかな人に囲まれながら、息子二人の育児にも奮闘中。

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