暮らしを優しくするためのお金の作法

お金の不安を解消するには? まずは自分の哲学、スタイルを持つことから。

お金の専門家・福島さんから学ぶ「暮らしを優しくするためのお金の作法」、まずはどんな人も抱くお金の不安について紐解いていきます。

お金の不安はブームの一つ?

はじめに福島さんが力強く話してくださったのはこんな持論。

多くの人がお金のことを不安だと言う心理。もちろん本当に困っている人もいますが、「お金をきちっとしたい、学びたい」という程度のものであれば、「英語を勉強しないと」「ダイエットしないと」「部屋を片付けないと」と思うのと同じ、それぞれの心の中にある「◯◯しないと」ブームの一つであるというお話。

そのブームは、なんとなく『お金を学んでいる』と言っていれば格好がつく、向き合っている自分が好きで真面目だなと安心しているにすぎなくて、本など情報はたくさんあっても解決していないんですよね。不安だと延々言い続けているんです。

恐らく多くの人は、不安だと言っても本当に解決したいとは思っていないんです。ただ『不安だ』と言いたいだけで、解決しなくても困らない、生きていける、害はないようなものだと思っています。本当に困っていたら、絶対勉強するはずなんです。

自分のスタイルを持っているか持っていないか

確かに自分のこれまでの行動を振り返ってみると、思い立ったように家計簿を付け始めたけれども3か月するとまた忘れ、たくさん買い物をした月のカードの明細書を見てまた焦り始め…といった繰り返しをしているような(お恥ずかしい!)。

福島さんの言葉を聞くと、その程度の「不安」であると客観的に捉えることができます。ではいったい、そのお金に対する不安とどのように向き合えば良いのか。

福島さんの答えはいたってシンプルでした。

「自分の基準を持てばいいと思うんです。自分のスタイルというか。それが正解だと思います。」

お金に対して自分なりのスタイルを持っているか持っていないか。それが何より大切なこと。

まずは自分のお金の哲学を見つけるところから

「自分のスタイル(基準)がないと情報に振り回されます。お金関連の書籍を見ると資産運用をしたほうがいい、保険は入らないほうがいい、貯金は無駄だとか、持ち家より賃貸のほうが得をする、とか様々なことが書かれていて、結局何が正しいのかわからないままその情報に影響されたりしますが、基準がある人はどっしりとしていて自分の考えがブレません。」

例えばセールの時。サイズがちょっと合っていないくても安いからと買ってしまって、家に帰ってから後悔したり。それは自分の基準がないから振り回される典型的な例だと言います。

「お金も自分の哲学がなかったら、全然回ってこないと思うんです。誰かがあれを買ったから私も買おう、とかではなく。どういう哲学で仕事をするのかと同じで、どういう哲学でお金と向き合うかは自分で選んで自分で見つけるというのが一番良いと思います。」

食べ物を選ぶ時、大切にしている基準があるように、お金を使う時にも、大切にする基準をもつ。まずは自分のお金の哲学を見つけるところから。

明日は、そんな自分のスタイルをみつけるヒントを教えていただきます。優しく生きるためのお金の話、まずはドアに手をかけたばかり。いよいよ扉を開いていきたいと思います。

つづく

この特集の目次

  1. クリエイターを知るお金の専門家、福島隆嗣さんに学ぶ、暮らしを優しくするためのお金の作法
  2. お金の不安を解消するには? まずは自分の哲学、スタイルを持つことから。
  3. 人と接するようにお金と接すれば、自分のお金のスタイルはきっと見つかる。
  4. お金の使い方は、その人の写し鏡。暮らしを優しくするお金の扱い方とは。

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この記事を書いた人:

「よりそう。」館長。時として編集長に変身し、ライターとして駆け回り、ドローンも飛ばしちゃいながら、訪れるみなさんをお出迎えします。好きな本は、稲葉俊郎『いのちを呼びさますもの』。好きな料理は、さつまいも料理。
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いただいた言葉たちは、大切に読ませていただきますとともに、こちらの連載にてお返事させていただいております。

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