心のために、身体を整えることから始めよう

優しさは健康から?スウェディッシュマッサージセラピーに学ぶ、身体と心の整え方。

人の優しさ、美しさ、強さってどこにあるんだろう。

30代に入ると、10代や20代の頃にあんなにも気にしていた、いわゆる「見た目」としての美しさよりも、根っこの部分から美しくなりたい、優しく生きたいという想いが動き始めます。でも、それはどうやって手に入れることができるんだろう。

「“健やか”であることが、一番美しくて、優しくて、強い。」

セラピストの山辺まきさんは、輝くような声でそう言います。健やかであること。つまりは、健康であること。それが何よりも美しくて、優しくて、強くて、人が生きる上で一番必要としているものだと。

特集「心のために、身体を整えることから始めよう」では、スウェディッシュマッサージセラピーの知識を借りながら、セラピストの山辺さんに、身体の声に耳を傾け、身体と心を心地良くすることで自分にも周りにも優しくなれる生き方を学んでいきます。

心がちょっとマイナスになっている時、本を読んだり、映画を観たり、美味しいものを食べたり、あるいはカウンセリングにいったり、いろいろな方法があります。その中で、まずは身体を整える道を選ぶことで、心を大切にしていく方法がある。そんなひとつの視点をお客さまへお届けしたいと思います。

マッサージをした後は、みんなすごく優しくなる

「マッサージをする前とマッサージをした後って、表情が全然違くて、みんなすごく優しいんです。」

山辺さんは嬉しそうに、愛おしそうにそう話します。お笑いやラブストーリではなく、ファンタジー小説やヒーリングミュージックでもない、人の心と身体を柔かくする力が、マッサージとセラピーにはある。

「話し方も変わって、女の子はみんな可愛くなるんですよ。」ふふふと笑いながらそう教えてくれる山辺さんの言葉に、優しく生きるための道を照らす小さな光を感じながら、まずは今の活動を始めた経緯をお聞きしました。

今年の春からスタート
鎌倉の古民家サロン「ラ・プレザンス」

山辺さんは、今年の春から鎌倉の古民家サロン「ラ・プレザンス」を開き、そこでスウェディッシュマッサージセラピーを主軸とした、心と身体を柔かくするボディワークを提供しています。

山辺さんはそれまで、化粧品会社のマーケティングやアート関連のお仕事に携わっていましたが、セラピストという職業に出会い、一人ひとりの身体の状態や求めているものに合ったセラピーを提供していくために、今年から個人での活動も始めることを決めました。

スウェディッシュマッサージセラピーは
どんな人にも対応できる、一番効率的な方法

「ラ・プレザンス」の特徴は、まずはスウェディッシュマッサージセラピーを主軸としていること。日本ではまだ馴染みのないセラピーかもしれませんが、欧米のオイルマッサージの世界では必ず学ぶベーシックな分野とのこと。絵の世界でいうと「デッサン」のようなものだと言います。

「人の身体の骨や筋肉などの組織を解剖学的に見ていって、筋繊維に沿って立体的にマッサージをします。浅い筋肉から順番に深いところまでほぐしていくので、かちかちの身体も柔らかくできるのに、もみ返しが起こらないんです。いろんな人種のいろんな体格の人に対応できる、一番効率的な方法なので、すごくいいなと思ったんです。」

誰が受けても気持ち良く満足してもらえるスタイルを求めて

山辺さんははじめ、アロマセラピーを勉強していたとき、いろいろな人に施術を繰り返す中で、慢性的な深い部分のこりにはアプローチしきれず、特に筋肉が厚い男性の施術では手応えが感じられない場面に何度か遭遇してきたそうです。

アロマセラピーは、植物のいろいろな部分(花、葉、根、種子など)から抽出された100%天然のエッセンシャルオイルの成分を皮膚に吸収させることと、鼻から吸って脳へ伝えて効果を出す手法。つまりは、神経系の働きでリラックスさせることを一番の目的としていて、筋肉へのアプローチに関してはバリエーションも少ないことから、山辺さんは誰が受けても気持ちよく効果を実感しやすいスタイルを求めるうちに、スウェディッシュマッサージセラピーに出会ったそうです。

「能動的な」リラクゼーションセラピーとは?

他のマッサージやセラピーと大きく違う部分は「能動的な」リラクゼーションセラピーだということ。

メニューの中ではただ施術を受けるだけでなく、まずは深い呼吸方法を学び、ストレッチをしたりと実際に身体を動かしながら、自分の身体の声へ耳を傾けようと意識することを体験します。

「セラピーを受ける時、まずは誰かにやってもらって自分の身体が楽になればいいけれど、それは根本的な解決にはならなくて、良い状態に自分でもっていけるようにならないと不調を繰り返してしまうと思うんです。だから自分で良くなるようなサイクルをつくってほしいと思い、身体に意識を向けるような能動的なセラピーを考えています。」

効果はアロマセラピーだけをやっていた時よりも持続しやすいとのこと。そして必要以上に“強さ”や“力”を加えなくても、身体の組織の深さや形を読み取って施術を行うので、安全に無理なく緩めることができるのが良いところだと山辺さんは教えてくれました。

一人ひとりに合ったボディワークを提供したい

ラ・プレザンスは、スウェディッシュマッサージセラピーを中心に提供しているものの、50種類以上のエッセンシャルオイルを一人ひとりに合わせてブレンドするアロマセラピーや、お客さまの身体の状態によっては、台湾式の足裏マッサージや刮痧(かっさ)と呼ばれる伝統的なマッサージを取り入れることもあるそうです。

パソコンを使う時間が長かったり、考えこみやすい人は、頭を使っているせいか頭皮や耳の周りがすごく硬くなっているので、そういう方に対してはヘッドを中心としたメニューを組み立てたりもします。」

贅沢な非日常の時間ではなく
人が健やかに生きていくための小さな入口

山辺さんは、この活動をする前は台湾でセラピストとして働いていた経験をもち、ラ・プレザンスだからこそできる、一人ひとりに合ったボディワークを提供したいという思いをもっています。

マッサージやセラピーというと、自分磨きであったり、美容の世界と捉えられがちですが、実はもっと日常に寄り添う存在になれるのだそう。人の手を借りて心地良さを味わう、贅沢な非日常の時間ではなく、人が健やかに生きていくためのきっかけを知ることができる小さな入口。

明日は、「身体を整えることで心が元気になった」という山辺さんの体験を元に、どうやったら人は健やかに生きることができるのか、共に考えていきたいと思います。<つづく

<SHOP INFORMATION>

La Présence(ラ・プレザンス)

◎URL
https://la-presence.xyz/
◎住所
神奈川県鎌倉市小町3-2-27 (鎌倉駅東口より徒歩10分)
※鎌倉駅または和田塚駅から徒歩15分圏内のご自宅やゲストハウス等への出張サービス有り。
◎open
月                 11:00〜20:00
木・金・日 19:30〜21:30
土     18:30〜21:30
◎予約/問い合わせ
[email protected]

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この記事を書いた人:

よりそう。の店長。ウェブマガジンの編集長、オンラインショップの店長業務を担当。2014年から、夫でもある社長・高崎と共に、東京から福岡へ移り住む。海と山とあたたかな人に囲まれながら、息子二人の育児にも奮闘中。

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