わたしたちの体験ノート

【わたしたちの体験ノート】特別な体験でなくたって、心は喜ぶ。太宰府への小さな旅。

こんにちは、店長の大浦です。

明日からは三連休ですね。きっといつもより一歩遠くへ、お出かけする方も多いのでは、と思います。少し前の話しになりますが、夏休みの最後の週末に、当店のスタッフのアート鑑賞を補助する制度、「アート鑑賞手当」を使って、家族で太宰府へ行ってきました。九州国立博物館とだざいふ遊園地が隣接するこの場所、大人も子どもも楽しめて、アートと歴史とエンターテイミントをまるごと味わえる一日になりました。

心に蓄積された風景のデーターベースに
アクセスするようなアート

私が住んでいる福岡県福津市から太宰府までは、ドア・ツー・ドアで2時間ほど。往復4時間もかかるので、ちょっとした旅気分です。
太宰府は梅の名所。バス停を降りると、足もとに梅のタイルが。気持ちがにわかに上がってきます。

途中には、隈研吾さん設計のスターバックスがあったり。カメラを向ける人たちで賑わっていました!

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太宰府天満宮を抜けると、九州国立博物館へ続く長い長いエスカレーターの入り口に辿り着きます。

ついに到着!今日の第一の目的は特別展『東山魁夷 自然と人、そして町』。唐招提寺の襖絵が再現展示されるということで、楽しみにやってきました。

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初期から晩年の作品まで展示されていたのですが、一番印象に残ったのは京都の紅葉を描いたこの作品。右端にちょこっとだけ描かれた、燃えるような紅葉に心が奪われました。真ん中に描くのではなく、全体を描くのでもない、この描き方。

見えないからこそ、人の心は揺り動かされる。どんな人の心の中にもある、想像力を讃えているかのようにも感じました。

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お目当ての唐招提寺の襖絵は、日本のどこかにある、どこかで見たこともある、海と山の風景が描かれていました。海と山は、他の国にも同じように存在するけれど、ここに描かれた世界は日本が感じられるのです。

「私は、この風景をたぶん知っている。」
心に蓄積された風景のデーターベースにアクセスするような感覚を憶えました。

特別な体験でなくても、心にとって大切な時間

博物館を出た後は、すぐ隣のだざいふ遊園地へ。小さな子ども向けの乗り物が中心で、レトロな雰囲気も心をくすぐります。

5歳の息子と初のジェットコースターにも挑戦!見た目以上の揺れに、息子が振り飛ばされるのではと私が大慌てをしていたら「全然怖くなった!」と余裕しゃくしゃく。親が思っている以上に、子どもは逞しくなっているのだなあ、としみじみ感じてしまいました。

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「おいしいねえ」「きれいだねえ」「楽しいねえ」。

そんな気持ちをわかちあいながら、いつもと違う風景を味わうことは、特別な体験ではなくても、心にとって大切な時間なのかもしれません。帰った後は、身体はクタクタだけど、満腹になったお腹をなでるように、心をなでたくなるような気分でした。

心を喜ばす。そのためには誰かと「おいしいねえ」「きれいだねえ」「楽しいねえ」を伝え合う。もしかすると、それだけで十分なのかもしれませんね。


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この記事を書いた人:

よりそう。の店長。ウェブマガジンの編集長、オンラインショップの店長業務を担当。2014年から、夫でもある社長・高崎と共に、東京から福岡へ移り住む。海と山とあたたかな人に囲まれながら、息子二人の育児にも奮闘中。

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