おやすみの前に

【おやすみの前に】「あなたと一緒にいた」 それが、あなたと私の記憶なら。

モニター

昨夜は、
昔、同じマンションに住んでいた青年を夢で見かけた。
昔みたいに、
バナナのティーシャツを着て笑っていた。

一昨日は、
高校時代の同級生を夢で見かけた。
昔のまま、
髪が長くなり大人になっていた。

目が覚めしばらく経って思い出したら、
夢か現実か分からなくなりそうなほど、
夢のモニターのなか、
彼らは自分の意志で動いていた。

夢か現実かを分けるものは、
それを共有する人がいるかいないかだと、
思う時がある。

「あなたと一緒にいた」
それが、私だけの記憶ならそれは夢。
それが、あなたと私の記憶なら現実。

でも、
私ひとりが一方的に夢で見かけた彼らは、
それもまたひとつの現実なのかもしれない。

夢に出て来る人は、
自分のことを思い出してくれている人なんだ
と聞いたことがある。

モニター越し、目が合わなくても、
わざわざ連絡を取り合ったりしなくても、
元気でよかった。
元気でいてね。
元気でいるよ。

それでいい。

モニター

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この記事を書いた人:

もの書き。夫と息子とリクガメと、川沿いの丘の上で暮らす。 日常や世界、音楽や時間を、詩・エッセイ・翻訳にのせて。 代表作「やがて森になる」「月の光」。カレンダー「言葉なきものたちの12ヶ月」 他『扉の言葉』を書いたり、『名まえ』をつけたり。

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