メンバー日記

【メンバー日記】明日からスタート!当店初のオーディオコンテンツのはじまりのストーリー

こんにちは。スタッフ天野です。
明日からついに、新連載「耳で味わう、英語の世界」が始まります。こちらは、ラジオのように、ちょっとした隙間時間に聞き流していただきたいオーディオコンテンツ。当店としても、そして会社としても、音の連載は初の試みなんです。プロローグ公開を目前に、とってもドキドキ緊張している私、天野から、制作の裏側や、企画の誕生したきっかけについて、少しお話させてください。どんな内容だろう?ちょっとでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

リレーのように、バトンを渡しながら作るコンテンツ。それぞれの想いが重なって出来上がります。

「耳で味わう、英語の世界」は、ひとつの言葉(英単語)を取り上げ、その言葉の持つイメージや呼び起こす様々な感覚を綴ったコンテンツです。このオーディオコンテンツ、スタートはまず私から。原稿を書き、なんと朗読します。その録音を、次は表現アートセラピスト(※)の方にバトンタッチ。朗読の音源から得たインスピレーションをベースに、ピアノのメロディーを紡ぎ出し、声の語りに添えていただきます。そしてバトンは最後に当店プロデューサー高崎へ。朗読とピアノのメロディーの音源をミキシング、というプロセスを経て完成です。ディレクター大浦は、伴走してくれるコーチさながら。常にバトンの持ち手にエールを送ってくれたり、時に、私はまだ方向感覚が掴めないことも多いので、そうした際にはナビゲーションしてくれます。チーム一丸となって作っている、初のオーディオコンテンツなのです。

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スポンジのように柔らかい、多感な時期の心に、バクバクと食べるように染み込ませた英語。

この連載が誕生する最初のきっかけは、英語に関するコンテンツを何か作ってもらえない?というディレクター大浦からの相談でした。
私は12歳から15歳の、いわゆる「多感な時期」を、米NYの現地校にぽんと放り込まれて過ごしました。というと少し特別に聞こえてしまうかもしれませんが、その時期というのは、どこで、どんな人たちと過ごしても、その時期を生きる全ての人に平等に、一回きりの、特別な日々だと思います。水を含んだスポンジのように柔らかい心を持ち、少しギュッと圧がかかると、じわっと水が、汗が、涙が滲んでしまう。でも、そのスポンジの形を、大きさを、一生懸命に意識して過ごしているので、柔らかいのを固くする方法を考えたり、周りに触れて圧がかかるのを避けようと必死で試みたりする時期ではないかと思います。

みなさんは、その時期、どんな人たちと過ごし、何に向き合っていましたか?
何を感じていましたか?

私は「英語の話せない自分」に向き合っていました。大人になった今は、言葉はツールであって、コンテンツではない、つまり、しっかりとしたコンテンツがあれば、ツールはある程度粗末であっても、伝えることは可能なのだ、ということを痛感しています。でも、不器用だった当時は、「英語が話せない」というのが常に自意識と共にある、致命的で、絶対的な要素で。そして、そんな状況を打開すべく、英語を、まるでバクバクと食べるように吸収し、柔らかいスポンジだった心をギュッとしたら英語の水がポタポタと滲み出るくらいにしたいと思ってしまったんです。今思えば大袈裟で、なんだか滑稽な話ですが・・・。

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言葉が心に溶け込むように学ぶ英語。そんな学習があっても良いんじゃないか。

かくして「多感な時期」にバクバク食べるように、染み込ませた英語があって、このコンテンツは誕生しました。
プロローグで詳しく触れていますが、言葉って観察するととても面白いです。辞書や、教科書にはないけれど、言葉の質感や温度に触れるような、心に響くちょっと不思議な感覚を味わえるコンテンツを目指しています。いわゆる言語学習とは違うけれど、言葉が心に染み込むような学び。そんな英語の学習も、世の中にあっても良いんじゃないかと思います。

朗読は、MoMAで聞いた、友人がぽつりぽつりとつぶやくような静かでユニークな音声ガイドを参考に。

試しで書き上げた原稿を見て、ディレクター大浦、プロデューサー高崎から朗読したらどうかという提案がありました。えー!なんて恥ずかしい!と思ったのですが、その時ふと以前マンハッタンにある現代美術館、MoMA(Museum of Modern Art)で聴いたある企画展の音声ガイドを思い出しました。耳元でテンションのフラットな友人が、ぽつりぽつりとつぶやくような、とてもユニークな音声ガイド。(作品の解説をするいわゆる音声ガイドとは違い、それは展覧会という構成された世界観の一部で、そのガイドの語りに合わせて歩きつつ展示を鑑賞する、というものでした。)例えば「ねぇ、右に行って。あ、後ろから足音が聞こえてくる。」「描かれた女性の足元にハサミがあるわ。何故彼女は髪を切ってしまったのかしら」といった具合に。

このオーディオガイドのような雰囲気ならば出来るかもしれない。MoMAで聞いた語りは、肩肘張らない感じがあり、「素」のテンションの低さは心地よく、言葉がさらりと入ってくる印象を受けました。アナウンサーのような、張りのある、よそいきの美しい声や語りはできません。けれど、手前味噌ではありますが、素朴な語りの心地よさみたいなものが、伝わったらいいなと願っています。さらに、美しいピアノのメロディーを添えていただいているので、そちらもぜひぜひ、楽しんでいただきたいです。

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(※)表現アートセラピストの山口美佳さん(右)と。表現アートセラピストとは、音楽など様々なアートを用いて、即興で、癒しや気付きを必要とするクライアントの心に寄り添う仕事をされる方のことです。

当店の「心の柔らかくなる」世界観を音で表した新連載。明日からの公開をどうぞお楽しみに。

私たちの信じていること。人の優しさや心の繊細な動き、心の柔らかくなる時間。それらが織り成す当店の世界観。それを初めて音で表現した新連載です。ぜひ、一度、試しに聴いてみてください。静かで穏やかな音の波が、みなさんの心をふわっと動かし、柔らかくすることができたら。みなさんがどう感じてくださるのか、私たちもドキドキしています。感想などもよかったらお寄せください。一人でも多くの方に、楽しんでいただけますように。

プロローグへ続く>

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この記事を書いた人:

東京都生まれ。思春期に米国NY州で数年間を過ごす。 博物館学芸員アシスタント、外資系企業での職務を経て、現在子育てをしながら、少しずつ文章を書いたり、絵を描いたりしている。
素朴で丁寧な暮らしに憧れ、骨董品や器を見るのが好き。夫の影響でキャンプなどのアウトドアも好き。
英検一級、学芸員資格を持つ。横浜在住。 日常のなかにあるちょっとした美しいもの、ことを、文章や絵にしてお届け担当。普段は妻・母として、夫と長男、長女の四人家族を支えているような、支えられているような。

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いただいた言葉たちは、大切に読ませていただきますとともに、こちらの連載にてお返事させていただいております。

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