今日も未来も、残したいモノと想い

【今日も未来も、残したいモノと想い】家族への「想い」を一冊の中に束ね、積み重ね、いつか人生が終わった時に、家族への贈り物になるようなノートがあったなら。

どんな高価な腕時計よりも、人を励まし、支え、癒やすものとは

特集「今日も未来も、残したいモノと想い」、最終話は私たちが考えた“あるノート”についてご紹介したいと思います。

みなさん、もし今の自分と同じ年齢の親に会えたら、と思ったことはありませんか?どんな姿なんだろう。どんなことを考えているんだろう。そんなことを知りたくなる瞬間が、私は時々あります。もしかすると、親の知らない一面を知ることができるのではないだろうかと。

いつでも会えると思っていると、なかなか想いを伝え合うことが難しいのが家族というもの。けれどもし、親と二度と会えない日々がやってきたとしたら、どんな高価な腕時計や指輪よりも、言葉で想いを受け取ることができたら、それに勝るギフトはないように思います。きっとその言葉たちは、残された人たちを励まし、支え、癒やすことができるはず。

そして今、共に暮らしている家族のことを想うと。
子どもへの想い。夫、妻への想い。日々共に生活をしている家族への想いというのは、確実に毎日胸の中にはあります。けれども、それらを鮮やかに心にとどめておくことは難しい。仕事や家事に追われているうちに、だんだんと掠れ、色褪せ、忘れてしまっては、また湧き上がってくる気持ちがあったり。日々それを繰り返しているように思います。あらためて家族への想いを文字にしてみるのは、きっとバースデーカードくらい。けれどもそのバースデーカードすら、子どもの成長と共に増えていく荷物の中で散らばり奥底へ埋もれてしまったり。

子どもがはじめて歩いた日のこと、「ママ」と呼ばれた日のこと、本気で喧嘩をしてしまった日のこと。家族でキャンプに出かけた日のこと。弟が生まれる日をいまかいまかと待っていた日々のこと。家族と過ごす時間には、いつまでも忘れずにとっておきたい瞬間があります。その瞬間の自分の心を、月日を超えて家族に伝えることができたら、未来の彼らはなんて言うだろうか。そんなことを、私たちは想像してみたのです。

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自分のいない未来に向かって、想いを刻んでいくノート

そこで、家族への「想い」を一冊の中に束ね、積み重ね、いつか人生が終わった時に、家族への贈り物になるようなノート「エンディングノート」を考えてみました。

最近、本屋さんでも見かけるようになったエンディングノート。それは、人生の終りを意識するようになる年齢層をターゲットとしたノートで、財産のこと、介護や治療のこと、お葬式に関することも記入できるページが用意されています。確かに残される家族にとっては、このようなノートがあると助かるものかもしれません。けれど私たちは、人生の終りを意識するような季節を生きていない人たちに向けたノートをあえて考えたいと思ったのです。

結婚をして、子どもが生まれて、生命保険への加入を考えるような時期に立っている人たち。死を自分の目の前に感じているわけではないけれど、ふと自分のいない未来を想像することもある。そんな人たちが、自分のいない未来に向かって、想いを刻んでいくようなノート。

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育児日記としても、バースデーカードの代わりとしても使えるノート

もしかすると、それは育児日記として活用できるかもしれません。記憶に留めておきたい子どもの小さな成長。寝返りをうった日、ハイハイをした日、ごはんをはじめて口にした日、はじめて一人で立った日。成長の記録と共に、想いを残すこともできます。

あるいは、バースデーカードの代わりとして使うこともできるかもしれません。毎年書いては家のどこかへ消えていくバースデーカード。それなら、一冊の本に毎年メッセージを書き記して渡すことができたなら。定点観測のように、毎年積み重なっていくメッセージを、いつかまとめて振り返るのも味わい深いはずです。

ノートには、映画の半券、葉っぱや花びらが貼ってあっても良いかもしれません。「残したい」「伝えたい」。そう感じた時に、想いを自由に綴り、刻んでいくことができるノート。

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当たり前の毎日は、実は当たり前ではない。きっと誰もがわかっていることでありながらも、なかなか体感できていない真実。立ち止まって、ちょっと遠い先を眺めてみる。自分のいない未来へ向かって、伝えたいことはなんだろう。そう考える小さな時間を、私たちはそろそろもちはじめてもいい季節にいるのかもしれません。

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この記事を書いた人:

よりそう。の店長。ウェブマガジンの編集長、オンラインショップの店長業務を担当。2014年から、夫でもある社長・高崎と共に、東京から福岡へ移り住む。海と山とあたたかな人に囲まれながら、息子二人の育児にも奮闘中。

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