耳で味わう、英語の世界

【耳で味わう、英語の世界】プロローグ 心に染みこむ学びのオーディオコンテンツ。ひとつの英単語から広がる世界を、声とピアノの音でお届けします。

このコンテンツは、優しい朗読と音楽で英語の世界を感じるオーディオコンテンツです。下の再生ボタンをクリックしてお楽しみください。


「辞書って、ぱらぱらとめくって読むと、なかなか面白いものです。」
ある時、塾の先生が話されていました。ぱっと開いたページで目に止まった英単語を皮切りに、意味の関連する単語を見てみたり、綴りの近い言葉を眺めたり。冒頭の数文字が違うと真逆の意味になるのかぁ、とか、なんか変な写真が載ってるなぁ、など。いろんな発見があります。目的を持たずに辞書を開く。電子ではなく、紙の辞書であったからこその遊びですね。遊びの中で得た学びは、伸びやかに吸収されるもの。身構えず、頭も心も柔軟な状態だから、すっと浸透するのかもしれません。

英単語を題材に、ひとつの言葉の持つ世界を観察し、味わってみる。

いつもは身の回りに溢れる言葉ですが、その一つを拾ってよく見てみると、様々な広がりがあります。意味、連想するイメージ、引き出される思い出。それらが、ひとつの単語の余韻となって、世界を展開していきます。それはまるで、一粒の水の雫が、静止した水面にぽとん。すると、落ちた一粒の刺激で、じわん、じわん、と静かな余波を広げる様子と似ています。たとえば、「おはよう」という単語が静かな水面に、ぽたん。すると、朝のお味噌汁、お母さんの姿、朝陽が差し込むカーテン、新聞紙の匂い、など。それらの余波がじわん、じわん、と広がる。そんなイメージです。

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日本語でも、英語でも、フランス語でも、例えば、ベトナム語でも。人は言葉を習得する時、その言葉の周辺にあるいろんな物事と一緒に吸収しているんじゃないかと思います。それは音的な情報だったり、色彩的な情報だったり、その時々で、またその人の思考タイプによって、様々。それらの情報は余韻となり、一つの言葉に含まれているはずです。

感覚的に楽しみながら、ちょっとした知識として浸透していく学び。

このオーディオコンテンツでは、一つの英単語から連想するイメージの世界、その単語を使った印象深い例文、また時には類語、関連する単語にまつわるストーリーなど、紹介し綴っていきます。語学の教科書に出てくるような例文や解説のような模範的なエピソードでは無いかもしれません。けれど、論理的な解説というより、感覚的に楽しみ、ちょっとした知識として浸透していくような、独特の学びの場となってくれたらと思います。

原稿は読みものとしてお楽しみ頂くこともできますが、発音も含めた言葉の世界、ぜひ耳で味わっていただきたく、ゆったりとした朗読でお届けしています。不慣れながら、私、天野が原稿の作成から朗読までを担当し、奮闘しています。(制作の舞台裏のストーリーは、こちらの記事をご覧ください。)

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心の奥底に浸透し、温かく揺りほぐすピアノの音色。一つ一つのエピソードに、毎回オリジナルのメロディを添えて。

言葉の背景には、穏やかで心地よいピアノの音を添えていただいています。
心を柔らかくするようなその音色は、各エピソード毎にオリジナルで作っていただいているものです。
音楽を作ってくださっているのは、山口美佳さん。「表現アートセラピスト」の肩書きを持ち、音でクライアントの心によりそう、という活動をされてきた方です。山口さんは元々、金融機関でお仕事をされていましたが、生き方について違和感を覚え、模索するようになった頃、29歳でたまたま目にしたミュージックセラピーという言葉に出会い、渡米を決意。ボストン近郊にあるレズリー大学大学院で勉強されました。5歳からピアノを習っていた背景もあり、その言葉を目にした時、「あ、これだ!」と直感的にひらめいたそうです。帰国後は様々な場所で、セラピーを必要とするクライアントの心に、即興の音を通してよりそい、気付きや癒しの時間をつむぎ出してこられました。

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初めてお会いした時、即興でセッションさせていただくことに。すると、山口さんの作り出す音は、想像するよりもはるかに軽々と、するりと心の壁を抜け、無防備な中心部分に響くような感覚を覚えました。それは音でありながら、人肌のぬくもりに近い、不思議な感覚でした。山口さんの眼ざしや言葉は優しく、飾らない笑顔が本当にチャーミングな方。そして、奏でる音の波は魔法のように心の奥底に浸透し、温かく揺りほぐす力があります。この連載でも、言葉に寄り添う、山口さんのピアノの音色の柔らかな揺らめきを、ぜひ心でゆっくりとお楽しみください。

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忙しさからふわっと離れ、心地よく遊びながら学ぶ感覚を、お試しください。

夜寝る前の時間、朝の通勤通学の途中や、車の運転中、またはお皿洗いや洗濯などの家事をしながら、など。目的を持たずに、ぱらりと辞書を開くような感覚で、耳から味わう英語の世界、ぜひ試してみてください。音の連載ならではの、読みものとはまた違った部分での刺激となれば幸いです。忙しさからふわっと離れ、心地よく遊びながら学ぶような感覚があるのではないかと思います。不定期連載となりますが、のんびりペースでお客様の元へお届けしていきますので、ぜひお楽しみください!

<第一回はこちら

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イラスト・文・朗読 スタッフ 天野
ピアノ即興 山口美佳


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2.よりそうのSoundCloud(音楽SNS)からお楽しみいただけます。
3.PC/MacもしくはiPhoneをお持ちの方は、iTunesのポッドキャストから楽しむことができます。


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この記事を書いた人:

東京都生まれ。思春期に米国NY州で数年間を過ごす。 博物館学芸員アシスタント、外資系企業での職務を経て、現在子育てをしながら、少しずつ文章を書いたり、絵を描いたりしている。
素朴で丁寧な暮らしに憧れ、骨董品や器を見るのが好き。夫の影響でキャンプなどのアウトドアも好き。
英検一級、学芸員資格を持つ。横浜在住。 日常のなかにあるちょっとした美しいもの、ことを、文章や絵にしてお届け担当。普段は妻・母として、夫と長男、長女の四人家族を支えているような、支えられているような。

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