耳で味わう、英語の世界

【連載|耳で味わう、英語の世界】 Simmer ー沸騰しないのは人参?それともあなたの心?

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“Why simmer when you can boil?!”

茹でたらいいのに、なぜsimmerなの?
あるアメリカのホームドラマでの台詞です。

家庭的で、まるで優しい目をしたラブラドールのような、温かいお父さん。
時に家族に優柔不断と責められてしまいそうな。

キャリアウーマンで、責任感が強く、常に背筋が通った美しいブロンドの妻を持ち、年頃の二人娘もいて、女系家族の中で若干孤立しています。

ある時、彼は一念発起して仕事を辞め、静かな情熱であった料理を仕事とすべく、まず自身の料理教室をオープンします。そこで生徒として出会った、素朴だけれど明るく奔放で自由な独身女性に(年齢は妻や自分と同じ位) 心惹かれるも、大切な家族を思い、ブレーキをかけるのでした。

その女性がある時、軽やかに楽しげに、笑いながら、ぽーんと投げかける一言。
「茹でたらいいのに、なぜ simmer なの?!」。
“Why simmer when you can boil?!”

お鍋の中の人参のことなのに、まるで煮えきらないこの男性の恋心に対して、ミッドライフクライシスに対して、「なんで沸騰しないのよ?!」と投げかけるように映った台詞でした。 そして、「えっと。だからね…」と調理法の説明をする、真面目なお父さんなのでした…。

第3回目へ続く>

イラスト・文・朗読 スタッフ 天野
ピアノ即興 山口美佳


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この記事を書いた人:

東京都生まれ。思春期に米国NY州で数年間を過ごす。 博物館学芸員アシスタント、外資系企業での職務を経て、現在子育てをしながら、少しずつ文章を書いたり、絵を描いたりしている。
素朴で丁寧な暮らしに憧れ、骨董品や器を見るのが好き。夫の影響でキャンプなどのアウトドアも好き。
英検一級、学芸員資格を持つ。横浜在住。 日常のなかにあるちょっとした美しいもの、ことを、文章や絵にしてお届け担当。普段は妻・母として、夫と長男、長女の四人家族を支えているような、支えられているような。

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