インテリアとして飾れる写真集・画集たち

【インテリアとして飾れる写真集・画集たち】第2回 部屋に飾るだけでインスピレーションを刺激する。デザイナーが選んだ「感じる心」を揺り動かす本たち。

第1回からの続きです。

特集「インテリアにとして飾れる写真集」の第2回は、現代アート好きのスタッフ、デザイナー南舘おすすめの本をご紹介します。学生の時はヨーロッパ各都市の現代美術館をひたすらめぐるような旅行をしていた経験をもつ南舘。セレクトしてもらった本は、美術館や芸術祭に足を運んだ気分になる、頭と心に新鮮な空気が勢い良く入ってくるような作品たちです。

20160324-IMG_0204_small

棚に飾るだけでインスピレーションを刺激する、
デザイナー南舘のおすすめ

当たり前の日常が新鮮で官能的に美しい
Wolfgang Tillmans “truth study center”

IMG_1582_half

Q.購入したきっかけ

イギリスの現代美術での最高賞ともいわれているターナー賞で、写真家が受賞したというので、なんとなくティルマンスの名前だけは知っていました。ある時、友達の家にあって何気なくめくったらすごく良くて、驚きました。。。家に帰って、Amazonで調べると3000円以下という信じられない安さで売られていたので、すぐ購入しました。

IMG_1583_half

Q.オススメのページ

ジャムの瓶とフルーツとスプーンと、日常のテーブルの写真。当たり前の日常の景色が多いけど、どれも新鮮に感じられて官能的に美しい。

IMG_1584_half

Q.どんな時に飾りたいか

疲れてる時とかにページめくれるように、リビングの本棚とかにいつも置いておきたいですね。

IMG_1585_half

花瓶の代わりに、雑貨的にも機能する本
Paul Rand ” Modernist Design”

IMG_1601_half

Q.購入したきっかけ

ニューヨークに旅行してた時、古本屋さんに並んでいました。

IMG_1606_half

IMG_1607_half

Q.オススメのページ

著者が奥さんと一緒につくった「ぼくはいろいろしっているよ」という絵本を紹介したページ。 ポール・ランドといえばIBMやUPSなど大企業のロゴなどで有名でスタイルもスイスっぽく シンプルでフラットな印象があります。でもこの作品集の半分以上は大胆なドローイングや手描きの線でつくられた作品も載っていて、表現の幅が広いというか豊かというか、ページをめくっていて気持ちが良いです。

IMG_1608_half

Q.どんな時に飾りたいか

誰か来る時とか、花が枯れてしまって、その代わりにとか。掃除してスペースができた棚の上にとか。 きれいなので雑貨的にも機能するかと思います。

IMG_1604_half

世界中の隔離された場所や地域の写真で、遠い地へ思いを馳せる
Adam Broomberg and Oliver Chanarin “GHETTO”

IMG_1590_half

Q.購入したきっかけ

ドイツ国内で各都市の美術館を回っていた時に、ある美術館内の書店で出会いました。その時に行われていた展示とは関係ないけど、 蔵本も写真もレイアウトもあまりにも好みだったので、衝動買いしてしまいました。
ちょうどその時、ベネトンのCOLORSという雑誌が好きで良く見ていたのですが、ちょうどその制作者コンビによる仕事でした。本の内容は、世界中の隔離された場所や地域を訪ねて写真と文章で紹介している本です。 クリアで美しい写真と、シンプルでエッジの聞いた文章がいい形で屹立していて、 見応えがあります。ほんと、レイアウトが素晴らしいです。

IMG_1594_half

Q.オススメのページ

キューバの精神病院での患者のポートレート写真。 薄い青のタイル張りで光がキレイに差し込んだ空間に患者の気力なき顔とパジャマ。 現実の精神病院のリアルな場面なのに、写真が非常に美しい。

IMG_1598_half

Q.どんな時に飾りたいか

背表紙のタイポグラフィも好みで、本棚に入れておくだけでも空間が映えます。常にリビングの本棚に置いておきたいです。
雨続きでずっと外にでれない時など、旅行に行った気分で遠い地へ思いを馳せたりよいかもしれません。

IMG_1597_half
IMG_1599_half

ガツンと不思議な気持ちにさせてくれる
Joan Simon  “Ann Hamilton”

IMG_1609_half

Q.購入したきっかけ

前の職場で、仕事の資料集めのときに初めてみて、感動していたのを覚えていて。しばらくして、どこかの本屋さんでまた見かけて、やっぱり良かったのでもう買うしか無いなと。購入に踏み切りました。

IMG_1615_half

Q.オススメのページ

部屋をまるごとつかってのインスタレーションの作品。まだAnn Hamiltonの作品を体験したことがないので、死ぬ前に一度はガッツリ系のやつを見に行きたいな―と思っています。

IMG_1618_half

Q.どんな時に飾りたいか

子育てとか仕事とか日常のルーティンが続いてしまっている時に、 開くと、ガツンと不思議な気持ちにさせてくれます。非日常感を味わえるような。

IMG_1616_half
IMG_1617_half

お気に入りの本、私はこんな風に飾りたい

Paul Rand ” Modernist Design”は装丁が非常にきれいで、物質感、存在感があるので、どこかに立てて飾っておきたいですね。 棚の上でも、花瓶のよこでも。オブジェとして機能できると思います。

IMG_1824_half


南舘のセレクトは、私自身、はじめて出会う本ばかりでした。なにを、どう感じるのか。それぞれの人がもっている「感じる心」というのを刺激するような、試されているような感覚になります。慌ただしい毎日の中では、鈍くなってしまう「感じる心」。けれどもこんな本が飾ってあれば、もしかすると錆びて固くなっている心を、溶かしてくれるかもしれません。

明日は、ディレクター大浦とライター天野がおすすめする本たちをご紹介します。暮らしの中にそっと寄り添ってくれるような、心を静かに満たしてくれる写真と画集たちです。どうぞお楽しみに!(第3回へ続く)

▼今日ご紹介した本

この記事を書いた人:

よりそう。の店長。ウェブマガジンの編集長、オンラインショップの店長業務を担当。2014年から、夫でもある社長・高崎と共に、東京から福岡へ移り住む。海と山とあたたかな人に囲まれながら、息子二人の育児にも奮闘中。

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • はてなブックマーク
  • Pocket
  • Lineで送る

記事への感想を送る

いただいた言葉たちは、大切に読ませていただきますとともに、こちらの連載にてお返事させていただいております。

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

メッセージ

このフィールドは空のままにしてください。