津屋崎移住生活

「15歳からの仕事探しの旅」にアドバイザーとして参加します

今年の3月から移り住んだ福岡県福津市。
この地を舞台に行われる「福津暮らしの旅」については
過去にも記事にさせていただきましたが、
今回は「15歳からの仕事探しの旅」という
体験交流プログラムに、大浦がアドバイザーとして
協力させていただくことになりました。

私自身、10代~20代の頃に
こんな旅に出会いたかった!と思うほど
魅力的な内容なのでご紹介させていただきますね。

声をかけてくださったのは、
non-standard worldの活動でも
お世話になっている木村航さん。
木村さんは、農に関わる体験農園や地元野菜の宅配便、
自分らしい生き方を学び行動する寺子屋を事業とする
三粒の種」で活動をしながら、
ファシリテーターとしても自治体や企業の場づくりに
携わっている方です。

写真

自分は何があれば幸せかを一人ひとりが考え、
実現できる社会を「当たり前」にしたい

「15歳からの仕事探しの旅」のテーマは
「想いや志を仕事にする人に出会う」。
福津市津屋崎で暮らす多様な分野の人への
インタビューや、参加者同士の対話を通して
仕事の根っこにある想いや志に触れる、
という内容です。

何より、私が深く共感したのは
企画書に書かれていたこの文章。

世の中の価値観が大きく代わり、
誰もが正しいと思う「正解」がなくなりつつあります。
仕事についても「いい学校・いい会社」に進むことが
幸せを約束するわけではなくなっていくと
考えています。
その代わり、自分は何があれば幸せかを
一人ひとりが考え、実現できる社会を
「当たり前」にしたいと考え、
この旅を企画しました。

旅に込められている想いは、
私たちの活動にも通ずるものがあります。
それはブログの特集記事などの、いつも根底にあった
「自分が大切にしたいものはなんだろう」
という問いを投げかけたい、という想い。

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私自身、振り返ってみると
「仕事探し」に向き合ったのは
大学生の就職活動の時。
エントリーシートに書く
「志望動機」と「自分の強み」が
心の中を探しても、どうにも見つからない。
「なんとなく」な気持ちで
この仕事かな、この会社かな、
と探していたように思います。

きっと志望動機や自分の強みを考える前に、
自分に投げかけなくてはいけなかったのは
「どう生きたいか」という問い。
ものすごく重い問いですが(笑)、
私がこの問いを自分に投げかけたのは
社会人になって数年経ってからのこと。
もっともっと前に、向き合いたかったと
思うことがあります。

写真03

「自分の考えを話す」の
次のステップは「聴く」こと

今回の旅の対象者は、15歳から25歳。
この身体も心も瑞々しい!時期に、
想いや志をもって仕事にする人への
インタビューを体験ができるということ、
そして「どう生きたいか」
「自分が大切にしたいものは何か」
という問いに向き合う機会がもてることは、
とても意味のあることだと思うのです。

私が尊敬している
働き方研究家・西村佳哲さんの言葉に、
こんなものがあります。

インタビューは「取材」ではないし、
もちろん「カウンセリング」でもない。
でも、その両方の働きや作用を持ちうる、
きわめて微妙な関わり方の技法だと思います。

その語源は「inter(相互に)+videre(見る)」
だそうだけど、「二人の間に見えてくる風景」と
解釈してもいいんじゃないかと思う。
僕にとってインタビューとは、
人を通じて見えてくる風景に魅入ることであり、
その執筆は風景画を描く作業に似ています。
Living Worldより引用

聞くだけなら、誰もできるじゃん、
と思いがちですが
「聴く」ことを通じて
目の前の相手の心に触れるのは、難しい。

写真02

この旅の企画者である木村さんは、
「自分の考えを話す」の次のステップは
「聴く」ことなんじゃないか、と話します。
それの考えは、小学生や中学生と関わる
寺子屋の活動から見えてきたそうです。

学校や会社では、
人前でいかに分かりやすく、
伝わるように発表するか、という
機会はたくさん与えられ、
むしろそのスキルを磨くよう働きかけもあります。

人前で上手に話せる人=能力が高い。
きっとこれは、間違っていない。
けれど全てではない、と思います。
目の前の相手の話を「聴く」ということも
同じくらい生きる上で大切で、
奥深くて面白いことにも、ぜひ参加者の方に
気づいてほしいなあと、
「聴く」を仕事の柱とする私としては
思ったりもしています。

とはいいつつも、まだまだ私も勉強中です。
若者たちとの出会いから、
私自身も何かを学んできたいと思います!

写真04

プログラムの日程は
11月22日(土)〜24日(月)の3日間。
締切は11月9日(日)までです。
詳細については、こちらのページをご覧ください!

15歳からの仕事探しの旅

お知らせ

心がひとりぼっちになった時、そっと言葉で明かりを灯してくれる本、当店オリジナル、作家小谷ふみ著書「よりそうつきひ」が発売となりました(ご購入はこちらから)。 どこか切なくて、寂しくて、愛しくて、ホッとする。なんでもない一日を胸に焼き付けたくなるようなショートエッセイが束ねられた短編集です。読んでいると大切な人の顔が心に浮かんでくる世界が広がっています。

この記事を書いた人:

「よりそう。」館長。時として編集長に変身し、ライターとして駆け回り、ドローンも飛ばしちゃいながら、訪れるみなさんをお出迎えします。好きな本は、稲葉俊郎『いのちを呼びさますもの』。好きな料理は、さつまいも料理。
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いただいた言葉たちは、大切に読ませていただきますとともに、こちらの連載にてお返事させていただいております。

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